言葉の呪力
こんにちは。
今日は、占いと呪文についての話をしたいと思います。
まずは聖ルイの呪文を紹介しましょう。
病人の前額を指先で触れ、以下の呪文を唱えると病気がなおったそうです。
「王、なんじに手触る 神、なんじを治癒す」
そしてキリストの呪文。
ノスティク教徒の指導者たちが集めたキリスト教の教えと称するもののうち、今に伝わっているコプト語(エジプト語のこと)の唯一の写本『信仰・知恵』(19世紀の中ごろ発見された)に、以下の一節があります。
引用はK・セリグマンの『魔法 ―その歴史と正体』に拠りました。
「イエスの口にした言葉は、純粋に呪術的な手引きである。
それは一見、幻想のように見えぬかもしれぬがそうではなく、ヘブライ語やエジプト語やペルシャ語のよせ集めで、それが幾度も複写された結果、ついに理解できなくなったのである。
大衆はこれらの言葉を、その起源を知らないで口にした。
その点でかれらは、言葉の呪力がなくなることをおそれて、異国のあいまいな原文を変えないという古い慣例にしたがっていた」。
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