人間と生態系 4
社会的目的もそれに対処する方法も、時代や国によりさまざまです。
ある場所では経済効率が第一義の目的となるでしょうし、他の地域では水管理計画において、地域開発が優先するでしょう。
またほかの場所では大型ダムは民族自治や国力の誇示の一部になっています。
多くの人造湖のような大規模プロジェクトは、実際の経済的出費を増額する努力を償うだけの、はるかに多くの成果をもたらします。
ダムを設計したり、ダムの事故が起こったりすることによって、人造湖プロジェクトは生産諸因子の相対的な量や力を変え、そのことによって、このプロジェクトの影響を受ける地域の経済的好機会の範囲を変えます。
開発途上国では人造湖プロジェクトは、重工業や新しいレクレーションのパターンを形成するでしょう。
こうした変化の速度と方向は、このプロジェクトの破壊的な社会的影響に対する経済的利益の相対的な重みを決定するうえで、決定的に重要でしょう。
大きな経済的変化はどんなものでも、財産、収入および雇用機会の実質的再分配を生み出すもののようです。
再分配の効果はいろいろな住民グループにさまざまな影響を与えるでしょう。