人間と生態系 2
人造湖は、排水、耕作、農薬あるいはその他の人間による大量処理行為により、土地と水がはげしく変化する場合に生じる複雑な諸関係や選択を同じような問題を内包しています。
人造湖の社会的意義を考えると、それがなぜ着手されるのか、それは必要な目的を達成するための最良の方法なのかどうか・・・・
また、人造湖建設の代替案は何かを問うことが重要です。
このことから、人造湖は天然湖沼とどう違うのか、場所によりどう違うのかといった疑問や、この新しい生態系の一部としての人造湖が、いくつかの発展段階を経過するにつれて、人間はどのように機能するのかといった疑問が導き出されます。
人間は発電、洪水制御、灌漑、舟運、上水道、下水道、スポーツ、漁業、狩猟および湖それ自体のレクレーション利用のために貯水池を建設します。
いろいろな種類の貯水池の建設から生み出される利益、とくにある地域では生活の諸条件を改善するたすけとなる利益については、多くの経験が証明しています。
人造湖は人間の利益を目指して自然界を開発し、制御するために許容された技術的兵器庫の一部分です。
いくつかの貯水池が、環境の質を高めるために考案された環境操作の最良のひとつだということは、十分に討論ずみのことでしょう。
不幸なことに、他の大きな環境変化の大部分と同じように、人造湖についても、その建設の影響の全系列については、慎重な評価はほんのわずかしかなされていません。