オートバイで世界制覇を果たした本田技研の本田宗一郎さんは・・・
「今日の経営学になにが一番必要なのか。なかなかの大問題である。
正直いって私の会社の組織なども、他の大企業に比較すると足もとにも及ばない。
その機構も、また社員も、それほど卓越したものはないと思っている。
そんな私にも、ただ一つ誇りたいことがある。
それは若い人たちである。
その若い人たちに対して、本当の気持をくみとり、みんなにふるい立って働いてもらったということが、今日の繁栄をもたらしている、と思う。
若い人はいいものだ。
過去を持たないからいつも前向きの姿勢でいる。
将来へ一歩一歩前進しながら、現実をありのままに受けとめて、新鮮な心でこれを吸収する。
そして、正しく時代を反映する。
いい経営とは、そうした若い人に夢をもたせることだ。
漠然とした"少年よ、大志を抱け"といったものではなく、いわんや"勲章つけて剣さげてお馬に乗ってハイドードー"なんかからは、全然正反対なのである。
したがって"夢"にはその背後に世界的視野に立った理論が裏付けになっていなければならない。
どこの国にいっても通用する理論、それが若い人の夢を生む。
さらにその夢が世界市場どこに出してもひけをとらない製品をうんでゆく。
自由化時代を勝ちぬくためには、道はただ一つしかない。
それは技術をあげることだ。
外国の製品より品質をよくすることだ。この考えに徹せぬかぎり、どんな政治的解決も無意味である。
戦争前は、いやついこの間までは、資本力があるものが、資本にものをいわせてその地位を保ってきた。
それは企業の石頭がよく承知している通りである。
しかし、今日のように、目まぐるしく進歩する時代においては、独創性、つまりアイデアが資本力にかわって、より重要なものにのし上ってきた。
よいアイデアがなければ、いかに金貨の袋を抱いていても、時代のバスに乗りおくれるのは必定である。
よいアイデアに国境はない。よい製品に国境はない」。
・・・と語っておられます。
これらの言葉は、いまMR転職情報などで転職先をがんばって探している人たちの胸を熱くするものですね。