開発への課題 2
インドネシアの農業分野は、1984年にコメの自給達成が宣言されましたが、未だ天候に左右されるところが大きいのです。
97年はエルニーニョによる干ばつの影響を受けています。
このため、灌慨施設の一層の整備を通じ、安定的な生産体制を構築する必要があるでしょう。
また同分野は地方部の所得向上の観点からも重要です。
教育分野は、産業の高度化に対応する人材を育成するため、自然科学や工学系学部の高等教育・専門学校の整備が必要です。
また都市化に対応する上水道やゴミ処理など都市の居住環境の整備、保健設備の整備等、経済危機のしわ寄せを受けやすい社会分野での支援も必要でしょう。
1968年から始まった対インドネシア円借款は、98年3月末現在、貸付承諾累計額は585件、3兆1,154億円に達しています。
インドネシアはOECF全体の約2割を占める最大の受入国なのです。
大木一雄さんによると、同国に対する主要援助ドナーは日本、世界銀行、ADBであり、この3者で例年支援額全体の8割以上を占めています。