開発への課題
中長期的な観点から、OECFがこれまで力を入れてきたインフラの整備が引き続き重要です。
経済活動の振興と、貿易・経常収支の改善が両立するような産業構造の転換、高度化を急ぐ必要があります。
しかし、そのためにはこうした部門への投資を促す生産基盤の整備が不可欠と考えられます。
さらに広大な国土と2億人の人口を抱えるインドネシアは、他の周辺アジア諸国以上に地域間格差に配慮した開発が必要なのです。
電力分野では、今次危機により推進が難しくなった民間資金の導入を前提とした事業を代替する事業の形成や、効率的な送配電システムの構築が必要でしょう。
大木一雄さんによれば、道路分野では、ジャワ及びスマトラ島と東部インドネシアの間で大きな格差があることから、前者は維持改良を中心とし、後者の地域での道路新設を進める必要があるのです。
また、ジャカルタ首都圏における交通渋滞問題への対応も急務でしょう。